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     モーツァルト ディヴェルティメント第17番ニ長調K.334
ウィーン八重奏団(ウィリー・ボスコフスキー、フィリップ・マタイス、ギュンター・ブライテンバッハ、他)1950年録音

ディヴェルティメント第17番の第3楽章は、あまりにも有名な「メヌエット」の楽章です。誰しもが一度は耳にしたことがあると思われる優雅で愛らしいメヌエット。こんなにも可愛らしいメロディは、天才モーツァルトでなければきっと書けなかったでしょう。そんな名曲をW・ボスコフスキーのヴァイオリンで楽しめるのがこのレコードです。
1950年録音のモノラル盤なので古くて懐かしい音色です。

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さて、この曲ですが、はっきりとした作曲の年月日は定かではないようですが、モーツァルトが父に宛てた手紙などから推測すると、1779年夏(モーツァルト23才)の作品のようです。全部で6つの楽章によるディヴェルティメントで、最初の第1楽章は楽しい気分を更に盛り上げる効果を狙ったような楽章ですが、そう単純なものではなく、どことなく切なさの情感をそっと添えたアレグロ楽章です。
第2楽章はニ短調でほんのりと暗い変奏曲の楽章です。ヴァイオリン主体で始まりますが、変奏を各楽器に引継がれていく様は、音楽を追いかけながら聴いていると、モーツァルトの天才的な展開に感心させられるばかりです。
第3楽章はこのディヴェルティメントの中での一番のお気に入り曲です。何というか、まるで赤児を愛情いっぱいの目で眺めているいるような、純粋な優しさが込み上げてくるような名曲です。
第4楽章のアダージョはボスコフスキーのヴァイオリンがひときわ表情豊かに優雅に唱い、ウィーンの香りをのせて聴かせてくれます。これぞモーツァルトを聴く醍醐味でしょう。
第5楽章のメヌエットは前楽章とは対照的に生き生きとした楽章ですが、モーツァルト特有の翳りが中間部で示されますが、何とも味わい深いメヌエットです。
第6楽章はニ長調 8分の6拍子のアレグロ楽章で、最終楽章らしくこのディヴェルティメント全曲を飾り付けるような華やかさがあります。ここでもボスコフスキーのヴァイオリンは冴え渡り、十分に音楽の楽しさを聴かせてくれています。


# by GRFmemory | 2023-08-22 17:30 | モーツァルト | Trackback | Comments(3)
WE(ウエスタン・エレクトリック)カートリッジ用リード線の交換_b0283734_15343959.jpeg

DENON DL-A100(ステレオ・カートリッジ)に使用していたリード線を、WE(ウエスタン・エレクトリック)24GAというリード線に変えてみました。今日までこのカートリッジを購入した際にシェルも一緒に求めた記憶があり、そのシェルに付属されていたリード線をそのまま使用してました。時が経つにつれて、このカートリッジの魅力というものはあまり感じられず、専らortofonのカートリッジをメインにレコードを楽しんできましたが、「DENON DL-A100のパフォーマンスはこんなもんではないはず」と思い、リード線の交換を決意したのです。
WE(ウエスタン・エレクトリック)カートリッジ用リード線の交換_b0283734_15515445.png
このリード線、価格的にはそれ程高価なものではありませんが、おまけのリード線と比べたら飛躍的に音質が向上し、嬉しい驚きに大変満足しております。

嬉しい驚きを挙げますと・・・
①全ての帯域でバランス良く音が伸びて耳に届く。
②ほんのり肉付きがつき、豊かな音色となった。
③重心が下がり、かつ音像の奥行きが増した。
④ピアノなど高域音での刺激音がかなり和らぎ、自然な響きとなった。
⑤総体的におおらかで、明るい鳴りっぷりとなった。

僅か4cm程度のリード線の交換で、こんなにも改善されるとは、恐るべしアナログの世界。
各メーカーからは、様々な種類のリード線が販売されてますが、自分が好みとする音質で再生できるものに遭遇できれば、カートリッジも幸せでしょうね。暫く眠っていた「DENON DL-A100」 この夏、大いに活躍してもらう予定です。


# by GRFmemory | 2023-07-15 16:52 | オーディオ | Comments(2)

YUKIMU「ASB-2 ion」

静電気除去クリーニングブラシ ASB-2 ion

これは驚きの音質向上効果!!!
今までこんな音を聞いていたのか!? 我ながら耳を疑うほど、圧倒的な衝撃!!
※個人的見解ですが・・・

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レコードやCDの音が蘇り、まるでライブ会場や録音現場に立ち会っているようだ!

静電気がもたらす音質への悪影響は、計り知れない位あったことがわかりました。それはレコードにもCDにも言えることで、このASB-2 ionで静電気を除去して再生すると、目の前の幕が一幕も二幕も取り除かれたようにモヤモヤがスッキリとなくなり、まるでレコード針を高級カートリッジに交換したかのような状況となりました。
嬉しさのあまりレコード棚から次から次へとレコードを引っ張り出し、除電前と除電後を聴き比べ数多く確認しましたが、どのレコードもその効果が認められたということは、所有しているレコードが、どれも静電気に汚染されていることを思い知らされました。(ショック!)

●具体的な効果イメージ (これは我が家の装置での、個人的見解です。)
 1, 歌手の等身大が現れて、そこで歌っているように聴こえた。
  (シューベルトやシューマンの歌曲&クラプトンとイヴォンヌ・エリマンが目の前で
   デュエット。 除電前・・歌手の姿までは感じられない。)
 2.楽器の定位がはっきりとして音色も明確に。(ボケが無くなり、ストレートな空気感)
  (弦楽四重奏曲などの室内楽曲で)
 3.臨場感が増した。(音場が広くなった)

★そして、CDにおいては、こんな経験はないでしょうか?
・購入した時はいい音で聞けたのに、しばらくして聴いてみると、何だかはっきりしない音に変わってる。こんな音だったかな、変だな〜?
私の場合このような現象、不思議とけっこう「あるある」なんです。その原因はやはり「静電気」だったのか!
このASB-2 ionでCD盤をレコード同様に除電してみると、あら不思議!明らかに音質が変わることが確認できました。レコード同様、霞(かすみ)が晴れてクリアーな音に変身していきました。
如何に「静電気」という奴が記録媒体の音質を損ね、再生時に悪影響を与えていたか!

これはもう、アナログ派、CD派問わず必需品かも知れません。何度も言いますが、これはあくまでも個人的な感想です。



# by GRFmemory | 2023-05-29 14:55 | オーディオ | Comments(0)

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