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ツァグロゼク☆ブルックナー第6番

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久々にブルックナー の交響曲第6番を聴いている。取りだしたのは、ローター・ツァグロゼク指揮ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団のCD。2008年3月の録音。
第1楽章のVnの三連符の付点リズムからこの交響曲の虜になってしまい、聴き始めると最後の4楽章まで一気に聞いてしまいます。
このブルックナー の第6交響曲は第5番と第7番に挟まれて、少々マイナーなイメージを受けているように感じますが、それはどうしてどうして、曲を聞いてみると全くそれらとは遜色のない作品です。しかもこの第6番からブルックナー の交響曲が、これまでの第1番から第5番までとは大きく変わった転換期の作品だとも思います。

私なりにブルックナー の作品を整理してみると・・・
・第1番、第2番・・・・デビューアルバム
・第3番・・・・・・・・第1番と第2番の総括
・第4番<ロマンティック>・・万人向けのポピュラー的作品
・第5番・・・・・・・・作曲家の内面を告白
・第6番・・・・・・・・過去の作品を見つめ直した結果の野心作
・第7番・・・・・・・・交響曲作曲家としての自信作(精神的円熟)
・第8番・・・・・・・・    〃    の集大成
・第9番・・・・・・・・人類への贈り物、そして天国への階段

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ローター・ツァグロゼクの音楽:ゆたかな響で高級感漂うブルックナー・トーン。
ここまでオーケストラの実力を引き出すとは、「ブルックナー 指揮者」として勝手ながら任命したい。そして、この第6番以外のCDが待ち遠しい。


by GRFmemory | 2018-10-07 07:45 | ブルックナー | Comments(0)

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