カティア・ブニアティシヴィリ

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●ムソルグスキー: 組曲「展覧会の絵」  
●ラヴェル:「ラ・ヴァルス」  
●ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」から3楽章
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)

美しすぎるピアニスト「カティア・ブニアティシヴィリ」の新録音(2015/08)
コントラストがはっきりと強調された「展覧会の絵」は、瞑想的でもあり刺激的でもあり、彼女の容姿がそのまま音に化身したような音楽で、とても斬新に聴こえた。
後半の「バーバ・ヤーガ」から「キエフの大門」の鋭く攻撃的なタッチは、女性ピアニストらしからぬ迫力で圧倒された。

続く2曲目の「ラ・ヴァルス」はラヴェルの代表曲でもあり、管弦楽で聴くことが多い「ワルツ」?である。ピアノソロで聴くのは、カティアのこのCDが初めてです。飛行機のエンジン音にも似た低音から、埋もれて聞こえてくる音楽は、上空雲の切れ間から下界の舞踊会を遠く眺めているような雰囲気。もちろん地上の音楽などは聞こえない。つまりワルツのメロディは、異国の空から眺め想像の音楽なのだろう。現実なのか幻なのか、混沌とした音楽が「ラ・ヴァルス」の魅力。

それを見事にピアノ1台で表現してくれたカティア・ブニアティシヴィリは、今最も注目すべきピアニストです。
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by GRFmemory | 2016-06-18 11:45 | クラシック音楽 | Comments(0)