2016年 05月 03日
ホロヴィッツ
ウラディミール・ホロヴィッツ(P) トスカニーニ指揮 NBC交響楽団
(1943/04/25 カーネギーホール収録)
あの有名な第一楽章の冒頭の旋律がこの曲を雄大な印象を与えてくれているが、続く第二、第三楽章もチャイコフスキーの音楽性が凝縮され、全体を通してやはりこのチャイコフスキーのピアノ協奏曲は素晴らしい。
ホロヴィッツのピアノは強靭なタッチであるが、音が濁ることはなく非常に明確な音色で聴かせてくれる。
この時代の録音は勿論モノラルだが、ホロヴィッツが弾くピアノは弱音から強音まで上手に表現されるので、その分感情が豊かとなり1曲聴き終えると満腹感で一杯になる。
やはり「世紀の大ピアニスト」だったんだな、と古いレコードを聴いてつくづく思いました。
by GRFmemory
| 2016-05-03 09:38
| クラシック音楽
|
Comments(0)