2015年 05月 23日
戸田弥生&エル=バシャ デュオ・リサイタル

2015,5,16(土) 於:第一生命ホール 「音楽のある週末」 シリーズ第24回
プログラムは・・・
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op24「春」
シューマン :ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調Op121
フランク :ヴァイオリン・ソナタイ長調
アンコール曲 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番から第2楽章

最初の1曲目はベートーヴェン「春」ですが、この日を想わせる明るい日差しいっぱいの清々しい演奏でした。高らかにメロディを歌い、青空に向けて鳴くひばりのような生命力溢れるベートーヴェンでした。
続く2曲目はシューマンです。ベートーヴェンの「自然」を題材にしたものから、人間の内向性を音楽にした名曲です。情熱、心の乱れ、精神性を描いた曲です。ピアニストのエル=バシャさんのしっかりとした支えに、ここでもヴァイオリンは情熱的に熱く語ります。最近、この曲を家で聴くときは、古楽器のヴァイオリンを使用した演奏で聴いていたものですから、現代楽器で聴くと力強く心に突き刺してきます。特に第4楽章は忘れられないライヴとなりました。
2曲を終えて約20分の休憩後、最後のプログラムはフランクのソナタです。この曲はなかなか難しい曲です。特に第1楽章は淡い水彩画のような、柔らかくふわーとした世界が欲しい音楽です。第2楽章に進むに連れて、夢から覚めたよに目の前に現実が見えてきます。ヴァイオリンとピアノが寄り添ったり、離れたり非常にロマンティックな音楽です。今日の戸田弥生さんとエル=バシャさんのデュオ・リサイタルは、本当に息の合った素晴らしいものでした。
コンサートを終えて、ロビーではCDを購入した方に対して、お二人からのサイン会が行われました。上の写真は購入したCDです。私は以前からエル=バシャさんのファンで、この日は彼のレコード(プロコフィエフ・ピアノソナタ)を持参してました。そしてそのレコードジャケットの裏面余白に特別にサインをいただきました。(お手数をお掛けしました)
なおレコードの裏面には、若き日のエル=バシャさんとプロコフィエフ夫人の写真が載っており、彼もとても懐かしく御覧になってました。(シャルル・クロ・アカデミー大賞受賞の時の写真かと思われます)
東京・晴海にある第一生命ホールは、室内楽や器楽曲を最適な音響で聴くことができるホールです。
GRFmemoryさん、こんばんは〜♪
久しぶりに癒されましたね・・・(*^O^*)
久しぶりに癒されましたね・・・(*^O^*)
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Tanukiさん>はい、2時間前後の至福のひと時でした。プロの演奏はやはり素晴らしいですね。
こんばんは。以前申し上げたエテルナトレーディングの件ですが、小生の勘違いでした。通販カタログが停止になり、メインのGRFも売りに出されていたので、止めたと思いましたが、三省堂の裏のビルの4階で営業しています。お手すきの折にでもお出かけ下さい。Lpの量は随一でしょう。済みませんでした。
sankanchiさん>コメ有難う。三省堂は神保町の本店ビルですね。今度探して行ってみます。
sankanchiさん>エテルナトレーディングに電話をしたら、店ではなく事務所だとのこと。通販だけでの営業のようです。ショップでレコードを探し買うのが楽しいのですが、残念です。
<情報有難うございます>
<情報有難うございます>
by GRFmemory
| 2015-05-23 09:45
| クラシック音楽
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Comments(5)