クナッパーツブッシュ☆ブルックナーNo3

b0283734_8554772.jpg アントン・ブルックナー
 交響曲第3番ニ短調
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮) 北ドイツ放送交響楽団
 (1962年1月15日 モノラル録音)

 ブルックナー指揮者として多くの信奉者のいるクナッパーツブッシュ。
 どことなくぶっきらぼうな荒さがブルックナーの音楽に魅力を与えている。
 何ら飾りを排除した音楽がブルックナーの素朴さと相まって、純粋な響きを聴か
 せてくれる。
 この交響曲第3番も然り。第1楽章を支配する地底から湧き出ている微妙なリズ
 ムをみごとに保ちながら音楽をスウィングさせている。

第2楽章のアダージョは、敬虔なカトリック信者だったブルックナーの祈りの境地を表現した冥想的な楽章。深い呼吸を音楽と共にすれば、こちらの心も洗われるだろう。
続く第3楽章はスケルツォ クナッパーツブッシュらしさが凝縮した歯切れのよいタクトは、特に第2主題からリズミカルな音楽を楽しませてくれる。
そして終楽章だが、3楽章のあの躍動感は消沈してしまい、まるで別の日のライブ録音かと思う程、沈んだ入り方をしている。だが、曲が進むにつれて、次第に息を吹き返してくる。
クナッパーツブッシュはこの楽章で時間を止めたかったのか、ずぅーと音楽と共にここで立ち止まっていたかったのか、そんな風に聴こえる。
しかしフィナーレを迎えると、また堂々としたトランペットで輝かしく結ぶ。
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Commented by Kapell at 2013-08-07 10:12 x
クナのブル3は、ウィーン・フィル(54年4月)とミュンヘン・フィル(64年1月)の録音を持っていますが、こちらも聴いてみたいです。
Commented by GRFmemory at 2013-08-11 10:07
Kapellさん>北ドイツ放送響のこのCDはタワレコ企画の再販ものです。ブルックナーの第3番シンフォニーは比較的良く聴いてます。非常にコンパクトにブルックナーを堪能できる曲だと思ってます。
by GRFmemory | 2013-08-03 09:34 | ブルックナー | Comments(2)