カテゴリ:マーラー( 3 )

マーラー ☆ 交響曲第6番イ短調 「悲劇的」

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クラウディオ・アバード指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2004年6月収録)
「悲劇的」と表示されているが、けして曲全体が悲しみに暮れる様な暗い交響曲ではない。

第1楽章では行進曲リズムの後、トランペットがイ長調の和音からイ短調に変化。イ長調は明るく軽やかな楽想に使われる調性だが、陰りのあるイ短調へ移る、この「明」→「陰」により「悲劇的」と作曲者は名付けたらしい。しかしそれ以上に、第4楽章に現われる木製ハンマーによる一撃が人生の運命を変える瞬間、つまり悲劇の始まりを表現してでしょうか。

またこの交響曲の特徴というか、おもしろいのは、第2楽章にスケルツォを持ってくるか、アンダンテ楽章を持ってくるか、はっきりと定まってないようで、作曲者マーラーも悩んでいたそうです。このCD(アバード指揮)では第2楽章をアンダンテ・モデラート 変ホ長調、第3楽章 スケルツォ イ短調となってます。しかし、大半はその逆で、第2をスケルツォ、第3をアンダンテとして演奏しているみたいです。(別に所有している「ファビオ・ルイージ」指揮のCDは後者の順です)

まあ、この交響曲全体の流れからすると、スケルツォが第2楽章の方がしっくり聴ける気がします。調性の絡みもあるのかも知れませんが、でもアバードのマーラーは均整の取れた素晴らしい演奏です。

大型連休の初日に聴く最初の曲は「マーラー」でしたが、「悲劇」が起らなければよいのですが・・
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by GRFmemory | 2015-09-19 09:01 | マーラー | Comments(0)

マーラー 交響曲第5番☆クーベリック

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梅雨らしいこの2〜3日は、体調も優れず風邪気味。折角の休日もこれでは駄目です。少しでも元気が出るように、今朝はマーラーを身体に吸収しようとやや音量を上げて聴いてます。
第5番は第1楽章は葬送行進曲ですが、第2〜3楽章では激しく力強い音楽になっていきます。つまり今の私の身体と照らし合わせて、何とか体調が戻れるようにと、気持ちを込めてマーラーに縋ってます。
その第4楽章のアダージェット(きわめてゆるやかに)ヘ長調では、穏やかな緑の世界に包まれ、少しずつ回復していくような気分にもなっていきます。終楽章はニ長調となり、ここで気分は更に晴れやかになります。
さあ、今日も一日元気で過ごせますように!
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by GRFmemory | 2015-07-05 09:04 | マーラー | Comments(0)

ゲルギエフ ☆ マーラー 交響曲 「巨人」

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瞬発力のあるマーラーで何だか元気が出るみたいな演奏のようだが、作曲者のマーラーが聴いたらどんな反応を示すか? CDジャケットには稲妻が描かれているし(笑)

ワルター、バーンスタイン、テンシュテットなどのマーラーに親しんできた私には、ゲルギエフのマーラーは正に雷が落ちたような衝撃なのだ。
じっくりと聴いてみると、好き勝手に音楽をいじっている。そう感じるのは私が古いのか?(でもこの指揮者より私は年は下なのだが・・・)

聴きなれたフレーズをあえて隠し、従来は伴奏的な位置にあった楽器群を目立たせ、パフォーマンスが随所に現わしている。つまりこれがこの指揮者の得意技なのだろう。
異国の指揮者がマーラーを振ると、こういう刺激的な音楽に仕上がるのだ。しかし、ロンドン交響楽団もよく応え演奏を完成させたと思う。
ここはロンドン交響楽団に拍手を贈りたい。
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by GRFmemory | 2012-11-11 18:00 | マーラー | Trackback | Comments(6)