カテゴリ:シューベルト( 4 )

「冬の旅」☆カウフマン

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シューベルト 歌曲「冬の旅」D911
ヨナス・カウフマン(t) ヘルムート・ドイッチェ(p)

1.おやすみ
2.風見
3.凍った涙
4.氷結
5.菩提樹
6.雪どけの水流
7.凍った河で
8.かえりみ
9.鬼火
10.休息
11.春の夢
12.孤独
13.郵便馬車
14.霜おく頭
15.からす
16.最後の希望
17.村で
18.あらしの朝
19.まぼろし
20.道しるべ
21.宿
22.勇気
23.幻の太陽
24.辻音楽師

24曲からなる連作歌曲集。
ヴィルヘルム・ミュラー作詞の連作詩にシューベルトが接したのは1826年。
初期の12篇に作曲したのち、さらにミュラーは12篇の詩を書き足し、シューベルトはその残りの詩にも1827年に作曲。

「冬の旅」は主人公の若者の失意と屈辱、孤独そして冬景色を表現したシューベルトの最高傑作。
第5曲の「菩提樹」は単独でも歌われ、特に有名な曲だが、シューベルト自身も気に入っていたらしい。
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「キング・オブ・テノール」と絶賛されるヨナス・カウフマンの声は、豊かな響きでオペラでもリートでも現在最高位のランク。

イケメンでかっこ良く、オペラ界では大人気の歌手。

この秋、ジャパンツアーを予定していたが、体調不良で来年夏に公演が延期された。残念ですが、休養をしっかりとって、来年素晴らしい声を聴かせてください。
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by GRFmemory | 2016-12-03 08:52 | シューベルト | Comments(0)

クリスティアン・ゲンルハーヘル☆シューベルト歌曲集

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まるで語りかけてくるような彼の歌声は心に沁みてくる。

オール・シューベルトの歌曲24曲が収録
『秋の夜の月に寄す D.614』
『希望 D.295』
『1817年1月に (深い悲しみ)D. 876』
『別れ D.475』
『秋 D.945』
『ヴィルデマンの丘をこえて D.884』
『さすらい人 D.649』
『さすらい人が月に寄せる歌 D.870』
『こびと D.771』
『夕星 D.806』
『捕らわれの狩人の歌 D.843』
『雷雨のあと D.561』
『舟人 D.694』
『夜鶯にD.196』
『墓掘り人の歌 D.869』
『春の想い D.686』
『夜咲きすみれ D.752』
『去っていった人への夕べの歌 D.856』
『悲しみ D.772』
『川 D.565』
『羊飼いD.490』
『双子座に寄せる舟人の歌 D.360』
『夜の歌 D.314』
『岩山の歌びと D.482』

サイモン・ラトル指揮のバッハ「マタイ受難曲」のDVDではイエスを演じ、神々しい語り口に深い感銘を受けました。そんな彼のシューベルトやシューマンの歌曲は、出来る限り聴くようにしている。往年の名バリトン歌手、ディースカウの歌声は、晩年刺々しい声に変わりとても残念だったが、ゲルハーヘルは果たしてこれからどうだろうか?
どうか、この自然で優しい声を失わないで欲しい。
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by GRFmemory | 2014-08-10 13:35 | シューベルト | Comments(0)

ベーム / ウィーン・フィル NHKライヴ1975

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シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」&ワーグナー楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第1幕への前奏曲 1975年3月19日 東京NHKホール

1975年のNHKホールでの熱気と空気感がひしひしと伝わる録音である。NHKホールはどちらかと言うと、クラシック音楽向けのホールとしては、見劣りする音響空間ではるが、そこでベーム/ウィーン・フィルが奏でた名演は、そんな音響の優劣を超えたものであったことがこのCDで証明されている。

確かに現代のコンサートホールでのライヴ録音の方が、優れた音響で臨場感たっぷりに楽しませてくれるが、この1975年ライブは、しっかりとNHKホールの特徴を捉えた録音であり、当時の録音技術での最高レベルのものであったろう。

我家の装置で聴くとステージまでの距離はやや遠めで、左右は幅広く再生されるが奥行きは比較的浅い。もう少し音に体を沈めて聴きたいという感はあるが、これが客席からの聴こえ方なのだろう。つまり実際のNHKホールで聴いている感覚が味わえるのです。(あくまでイメージです)

さて収録曲であるが、まずシューベルトの「ザ・グレイト」では、はかなり遅めのテンポでじっくりメロディを歌わせながら進めていく。つまり「田園」(ベートーヴェン)のようなやさしいイメージの「ザ・グレイト」である。
だが第3楽章からはかなり音楽に躍動感が蘇り、シューベルトがこの交響曲に託した思いがじわじわと表現されてきます。そこからは何の理屈も無く、もう目を閉じて美しいメロディに体を預けるだけで、天国に居るような優しい気持ちになれるのである。本当に不思議なパワーである。

次の「マイスタージンガー」前奏曲はベームの演奏が一番だと私は評価している。
これほど劇的でドラマティックな展開をみせる「マイスタージンガー」は少ない。
コンサートでの単独演奏(オペラ全曲としてでない)で、これだけ感情を注入した「マイスタージンガー」をやれるのは本当にベームだけであろう。何度聴いても繰り返し聴きたくなる名演である。

1970年~1980年はカラヤンとベームがグラモフォンレコードでの花形であり黄金時代であった。
そんな時代のことを今回このCDは思い出させてくれました。
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by GRFmemory | 2013-03-09 11:38 | シューベルト | Trackback | Comments(2)

マティアス・ゲルネのシューベルト歌曲集

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マティアス・ゲルネ(バリトン)のシューベルト歌曲集が発売されたので早速購入。最近、クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)の「ドイツ・ロマン派オペラ・アリア集」が出たと思ったら、それと競うようにゲルネもシューベルトでその実力を魅せつけてくれた。
収録曲は「夕映えの中でD.799」をはじめ、全19曲を披露してくれており、シューベルトのリートファンには大変嬉しい1枚である。

私はゲルネの声は生でマーラーの「子供の不思議な角笛」を聴いたことがあるが、そのコンサートで聴いたままの豊かな美声がこのCDには収められており、その魅力にとり付かれてしまっている。

ピアノを伴奏するヘフリガーもかなり力の入った音を聴かせている。「魔王D.328」では不気味なくらい低音が響き迫ってくるのだ。
その迫力はゲルネの歌唱にも負けない程、リアルで劇的な表現を展開している。

全19曲の中で特にお気に入りとなった曲は次のとおり。
・夕映えの中でD.799 ・月に寄せてD.259 ・魔王D.328 ・アリンデD.904 ・ますD.550 
・漁夫の歌D.881 ・ブルックにてD.853

※アルバムタイトルの「Erlkonig」は(魔王)
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by GRFmemory | 2013-02-10 12:41 | シューベルト | Comments(0)