カテゴリ:ブルックナー( 28 )

マタチッチ☆ブルックナーNo9

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ブルックナー 交響曲第9番二短調 原典版
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 (1980年12月プラハ・ライヴ)

ロヴロ・フォン・マタチッチ(1899/02/14クロアチア生)N響名誉指揮者
マタチッチのブルックナーは豪快でありながらも、ブルックナーの真髄を伝えてくれる最高の指揮者

彼のブルックナーを聴いたから、ブルックナーの虜になったと云っても過言ではない。ブルックナーの交響曲第9番のレコードは、最初に聴いたのは確かブルーノ・ワルター指揮コロムビア交響楽団のだった。
緊張感のある素晴らしい演奏だが、しかしかなり後になってマタチッチのこの演奏を聴いたのだが、神経質な部分はなく、ストレートに音楽を鳴らしきっていることを強く感じたのがこのレコードでした。
ブルックナーの音楽はこのように、様々な指揮者の演奏を聴かないと、真に自分の「音楽」には出会えない。
そしてそれに出会えた時の喜びは、至上な感動ものである。

ところでマタチッチの演奏は、時々オリジナルを変えて演奏する箇所がみられ、それが嫌味に聞こえるかが、好き嫌いの分かれるところかも知れない。
とはいえ、彼のブルックナーは名演だと、私は聴くたびに感動している。
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by GRFmemory | 2017-01-21 10:45 | ブルックナー | Comments(0)

謹賀新年

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b0283734_1753761.jpg新年明けましておめでとうございます
2017年最初のレコード鑑賞は、やはりブルックナーでした。交響曲第7番 ハンス・ロスバウト指揮のモノラル盤です。
第一楽章の天を眺めるメロディは、新年に相応しく、天使のような神々しい美しさで、神に清められているような気持ちになれます。
2017年はどんな年になるのか、希望に満ちたこのブルックナーの交響曲第7番の第4楽章のような輝かしい1年になりますように!そして、皆さまにとって良い年でありますように!
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by GRFmemory | 2017-01-02 18:11 | ブルックナー | Comments(6)

ブルックナー 誕生日 1824/9/4

b0283734_81985.png1824年9月4日
明けがたに生まれ、同日洗礼が授けられた。

幼少のころのは「トーネル」と呼ばれていた。

音楽は父親から学んだ。歌、ヴァイオリン、ピアノ、オルガン・・・

教会で父親が弾くオルガンの足台の近くに座って、いつも聴いていた。

ブルックナーの交響曲はどれも、オルガンの響きが聞こえ、その美しいハーモニーは子供のころに親しんだオルガンの音色が染み付いているからでしょう。


今日で生誕192年 今日もじっくり、ブルックナーの音楽に耳を傾けよう♫
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by GRFmemory | 2016-09-04 08:38 | ブルックナー | Comments(0)

カール・シューリヒト☆ブルックナー 交響曲第7番

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ブルックナー 交響曲第7番ホ長調
カール・シューリヒト  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1938年録音)

今から78年も前の演奏がこうしてレコードで聴ける。当時の録音技術も大したものでダイナミックレンジこそ狭いが、音楽のディテールはしっかり捉えている。
つまり、鑑賞には十分耐えられるものである。
演奏は非常にオーソドックスで、テンポも心地よく自然体でリラックスしたもので、肩肘をちっとも張らないシューリヒトらしいものです。
b0283734_1159538.jpgしかし、第3楽章は曲が途中で切れて、いきなり第4楽章に入ってしまいます。

元のSP盤の1枚を飛ばして復刻したのか、あっけにとられましたが「いいよ、いいよ。第4楽章に行っちゃってくれ」という気持ちが上の写真にも表れてます。
まるで針が飛んだような写りですが、実際は傷などついてません。(写真は二重合成です)
第4楽章フィナーレは前楽章のように、演奏を飛ばすことなく収録されてます。

(再生カートリッジ:SPU MONO GM MKⅡ 〜 Verto 昇圧トランス)
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by GRFmemory | 2016-08-20 12:32 | ブルックナー | Comments(0)

メータ☆交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」

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ブルックナー 交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
ズービン・メータ(指揮) ロスアンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団

録音年月日がレコードなどに記載されていないので、確かではないが1970年前後の録音と思われる。メータはレコード録音の数が多く、当時はインド人で異色の指揮者ともあり人気が高かったと記憶してます。そんなメータのブルックナーは、この「ロマンティック」と第8番、第9番を保有してます。確か最初に購入したのは第8番(DECCA盤)で、同じくロスアンジェルス・フィルのものでした。
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第8番もこの第4番もジャケット買いといか、アルプスの風景がきれいに写っており、ブルックナーの音楽を何となく描写したところが気に入ったのでしょう。しかし、ブルックナーの音楽は、自然を単にうたったものではないと、当時気づき始めたのです。つまり、ブルックナーの交響曲を真に理解するには、そんな自然だとか宇宙的だとかでなく、すべての先入観を捨てて、純に音楽に向かう心が必要なんだろうなと。交響曲を第1番から第9番まで、全てを聴いてからそう感じるようになりました。

そこでこのメータですが、ロスアンジェルス・フィルとの相性は非常に良いみたいで、「ロマンティック」の演奏は欧州のオーケストラかと思わせる程の仕上がりに聞こえます。金管を力強く吹き鳴らすこともなく、あくまで自然で心地よいバランスでオーケストラを操っているのです。
アメリカのオーケストラのイメージは、何となくポピュラー音楽のような感がありましたが、メータ率いるロスアンジェルス・フィルは、そんなところは微塵もなく優れた音楽を聴かせてくれてます。
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by GRFmemory | 2016-05-22 09:50 | ブルックナー | Comments(0)

ベーム☆「ロマンティック」

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ブルックナー 交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
カール・ベーム指揮  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 

2016年最初に聴く交響曲はブルックナーの「ロマンティック」です。
指揮はカール・ベームを選びました。ブルックナーの交響曲はレコード・CDなど合わせて約250枚ほどとなりましたが、じっくりと腰を据えて鑑賞するとなると、ベストのものを選びたくなります。
それはブルックナーの交響曲はどれも60分を超える大作ばかりですから、名演でなければやはり途中で盤を変えたくなります。
だから今年の一発目は、ベーム&ウィーン・フィルのレコードです。
ベームの「ロマンティック」は非常にオーソドックスな演奏ですが、実は1936年にドレスデンで同曲を録音しております。(勿論、レコードはモノラルですが所有してます)
しかし、その時の演奏とは比べものにならないほど、このウィーン・フィルとの演奏は名演なのです。テンポをじっくり落とし、深みのあるフレーズは円熟の指揮者でなければ醸し出せない音楽です。ブルックナーはそれがリスナーに伝わるか、どうかでしょう。チェリビダッケやヴァントが指揮したブルックナーは、それがビンビン伝わってきました。
そして、その最大のポイントは第4楽章のクライマックスです。
「ロマンティック」に関しては「第4楽章」が私にとって全てです。いくら第1楽章や第2楽章などが良くても、最後の4楽章が期待通りの、いやそれ以上の感動が得られないと感動が半減してしまうのが、この交響曲第4番です。
今日、元日に聴くベーム盤は最高でした。今年はいい年になりそうです(笑)
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by GRFmemory | 2016-01-01 19:00 | ブルックナー | Trackback(1) | Comments(1)

ブルックナー 交響曲第3番 ☆ アンドレーエ(指揮)

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ブルックナー 交響曲第3番ニ短調
フォルクマール・アンドレーエ(指揮)  ウィーン交響楽団
Philips A00273 L  モノラル

ブログにブルックナーを載せようと思うと、何故か第3交響曲ばかり取り上げてしまいます。普段からまんべんなく、ブルックナーの交響曲は聴いているのに不思議です。まあ、それだけこの曲が好きなのかも知れません。
この曲の魅力は何といっても、第1楽章の第1主題からのトランペットとフルート、そしてホルンのかけあいですね。続く第2主題はブルックナー・リズムとなり、この段階で音楽にのめり込んでしまうのです。
弦の音型と管楽器とのバランスが絶妙に作れていて、ブルックナーの天才ぶりが凝縮した楽章だと思います。
さて、このレコードのアンドレーエ(1879−1962)は、淡々と切れのあるブルックナーを聴かせてくれます。録音はいつなのか明記されてないのですが、1950年〜1955年頃かと思われます。この時代で、このような演奏をしてたとは結構驚いてます。先ほど書いたように、切れがあり現代風なんです。
クナッパーツブッシュでもシューリヒトでも、ヴァントでもない「アンドレーエ」のブルックナー(当たり前です)。
そして、この盤は勿論モノラル録音ですが、レンジはそこそこ広く、ストレスなく十分聞けるレベルです。録音がいいのでしょうか、臨場感もあり弦の輝きも耳に届いてきます。CDではこのような感覚は味わえないでしょう。そんな演奏とのダブル効果で、ブルックナーの交響曲第3番が目の前に存在してます。
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by GRFmemory | 2015-10-31 17:17 | ブルックナー | Comments(2)

ミスターS  ブルックナー 交響曲第3番ニ短調

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ブルックナー 交響曲第3番ニ短調 
スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
(2014年3月14日 ライヴCD)

細部まで手を尽くされ、手作り感のある第3交響曲です。そして高齢の指揮者による演奏とは思えないほど、切れの良い躍動感に満ちた演奏でもあります。
第1楽章はそれこそ躍動的な入りで一挙に聴かせてくれるが、第2楽章では旋律をじっくりと歌わせ、弦楽器群のアンサンブルの緻密さを際立たせています。それは音楽の中の静寂な美しさを追求した仕上がりとなっています。
久々にこのような絶妙なアダージョ楽章を聴かせてもらいました。

第3楽章もかなりインパクトのあるリズムを冒頭から刻み、本当に90歳を超える指揮者の演奏かと、耳を疑いたくなるほどの熱演です。
b0283734_9502737.jpg私もスクロヴァチェフスキ(以下、ミスターS)の指揮は、ブルックナーの交響曲第7番を2006年5月、N響のコンサートでライヴを聴いてます。当時も82歳だったと思いますが、ステージ指揮台の上では若々しく、とても80歳を過ぎているようには見えませんでした。

第4楽章フィナーレは宇宙的な拡がりと、人間の内面とを対比し、描かれたとてもスケールの大きな楽章です。
ポルカ風の舞曲とコラールでは「現世の歓び」と「人生の悲しみと苦悩」を表現されておりますが、やがて第一主題である堂々とした、超越した世界へと導いてくれるコーダは、ブルックナーならではの輝かしい結びとなっています。

ミスターS指揮者、いつまでもお元気で、これからも素晴らしいブルックナーを聴かせてください!
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by GRFmemory | 2015-04-29 10:15 | ブルックナー | Comments(0)

「テ・デウム」 ブルックナー

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ブルックナー  讃歌「テ・デウム」 ハ長調WAB45(1884) 独唱、混声四部合唱、管弦楽、オルガンのための宗教音楽

TE DEUM=「神であるあなたを我らは褒め称えます」

ブルックナーの力強い神への信仰心がストレートに表現された音楽がこの「テ・デウム」です。
どこまでも無限な宇宙規模の拡がりと包容力、そして神秘的な永遠の神への愛が、独唱・合唱そして管弦楽、オルガンにて堂々と演奏されます。

〇第1曲 神であるあなたを (Te deum)
〇第2曲 それゆえ 我らはあなたに (Te ergo)
〇第3曲 永遠の栄光のうちに (Ateruna Fac)
〇第4曲 あなたの民を救ってください (Salvum Fac)
〇第5曲 主よ、私はあなたに望みをおきました (In te,Domine,speravi)

素朴な誠実さをもって力強く表現し、「親しき神」に捧げた曲だから、これを聴くと心が洗われたかのような、すっきりとした気持ちになれます。

あの「グスタフ・マーラー」がこの曲を指揮したとき、「合唱、独唱及び管弦楽、オルガン即興のための」という付記を、「天使のために、神を求める人のために、悩める心と炎によって浄められた魂のために」と取り替えたとの記録があります。
マーラーは真にブルックナーの理解者だったと思われます。
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by GRFmemory | 2015-04-11 09:30 | ブルックナー | Comments(0)

ブルックナー 交響曲第3番ニ短調 ☆ シューリヒト

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ブルックナーの交響曲第3番ほど「版」が複雑で、理解することが難しいものはない。
第1稿 1872年~1873年12月31日作曲 初演は作曲者が生きている時代には演奏されず、1946年12月1日、ヨゼフ・カイルベルトの指揮が初演。
改訂版の第2稿は1876年初秋~1877年4月28日に作曲され、1877年12月16日にブルックナー自身の指揮で演奏されたが大失敗。
そしてまた改訂を1888年3月~1889年3月4日にかけて第3稿を作曲。1890年12月21日、ハンス・リヒターの指揮で大成功となった。ということだが、実際には現代に至るまで、いろいろな音楽家が楽譜を整理しており、単に第〇稿となっていても、取り上げる指揮者によって楽曲が微妙に違うのである。
ブルックナーの時代も出版の問題も絡んで、最初に出版されたものは第2稿であり(第1稿は出版されていない?)、初版は第2稿の楽譜をもとにされている。そしてその初版を基に第3稿に改訂したようですが、完全な自筆稿としては、第2稿しか残っていないようです。
う~ん、ややこしい??
しかし、何はともあれ音楽を聴くのが一番である。

今日はその大成功を収めた1889年バージョンを指揮したカール・シューリヒトのレコードで聴いている。オケはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で1966年頃の録音である。
やや早めのテンポで現代風にまとめ上げており、無駄のないすっきりとした演奏である。

なお先日、ブルックナーが眠る「聖フローリアン修道院」で、第1稿の演奏を指揮レミ・バローという人のCDが発売されたので、当然の如く購入して聴いてみました。
忠実に第1稿の楽譜に基づいた演奏なのか、正直いって間延びしたような非常に遅いテンポで始まり、小節数も長く全曲の総時間は何と「89分」でした。
一般的な第3番交響曲は60~70分が大半であるが、89分の演奏は真のブルックナー・ファンでないと何度も聴くことは大変な集中力が必要となるでしょう。その第1稿のCDはまた機会がありましたら、紹介したいと思います。

さて、シューリヒトのブルックナーに戻りますが、とても地味ではありますが、癖はなくスタンダードな演奏であり、何度も繰り返し聴きたくなる名演です。この演奏はCDでも所有してますが、やはり音質や存在感はぶ厚いレコードの音には敵わないですね。
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by GRFmemory | 2014-10-11 07:35 | ブルックナー | Comments(4)