2017年 01月 21日
マタチッチ☆ブルックナーNo9
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 (1980年12月プラハ・ライヴ)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(1899/02/14クロアチア生)N響名誉指揮者
マタチッチのブルックナーは豪快でありながらも、ブルックナーの真髄を伝えてくれる最高の指揮者
彼のブルックナーを聴いたから、ブルックナーの虜になったと云っても過言ではない。ブルックナーの交響曲第9番のレコードは、最初に聴いたのは確かブルーノ・ワルター指揮コロムビア交響楽団のだった。
緊張感のある素晴らしい演奏だが、しかしかなり後になってマタチッチのこの演奏を聴いたのだが、神経質な部分はなく、ストレートに音楽を鳴らしきっていることを強く感じたのがこのレコードでした。
ブルックナーの音楽はこのように、様々な指揮者の演奏を聴かないと、真に自分の「音楽」には出会えない。
そしてそれに出会えた時の喜びは、至上な感動ものである。
ところでマタチッチの演奏は、時々オリジナルを変えて演奏する箇所がみられ、それが嫌味に聞こえるかが、好き嫌いの分かれるところかも知れない。
とはいえ、彼のブルックナーは名演だと、私は聴くたびに感動している。
by GRFmemory
| 2017-01-21 10:45
| ブルックナー
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