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カルロス・クライバー

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カルロス・クライバー(指揮者)没後10周年企画で発売された「永久保存LP BOX(4枚組)」(2014年夏)

収録曲
1.ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」(1974年録音)
2.   同      交響曲第7番(1976年録音)
3.シューベルト   交響曲第3番 ・ 交響曲第8番「未完成」(1978年録音)
4.ブラームス    交響曲第4番(1980年録音)

何だかポピュラーなクラシックが欲しくなり、クライバーの「運命」と「未完成」の2曲を続けて聴く。どちらもガキの頃から聴いてきた名曲。標題のある楽曲は何故か親しみやすいし、それなりに想いを抱いて聴ける。そして、カルロス・クライバーとウィーン・フィルの美しいハーモニーは、この時代が全盛期だったのかと思わせる位の名演だ。となれば、ortofon SPU A95で、レコードに刻み込まれた全ての音(情報)を、拾い上げてじっくりと聴きたい。

「運命」の険しい表情や「未完成」の絶望感と幸福感を、ヴァイオリンの瑞々しくしなやかな響きと木管のまろやかで温かみのある音色で、極上の音楽に仕上げてくれるクライバーとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。
こういう音楽を聴くと、もう何もいらない気分になります・・・
Commented by Guarneri at 2015-09-21 20:57 x
 いつも楽しく(いや、懐かしく)拝見しています。初めて投稿します。Guarneriと申します。
まだあと1年半は年金がフルにもらえない身です。

 クライバーのレコード、シューベルト以外は発売された直後に輸入盤を購入しました。
多少薄めの中低域、SPUでかけると丁度良い具合に鳴るのでしょうね。
私的には、彼はオペラのほうが向いていると思います。コウモリ・椿姫の演奏のほうに惹かれます。
(ニューイヤーコンサートはあまりに彼の色が強く、その場限りはともかく、録音で何度も聴きたくないです)

 他の3,4,6,8,9番は、以前紹介がありました、イッセルシュテット盤を愛聴しています。
 世評には(録音はデッカ盤が明るめ、DGGはどっしりなど)この後のベーム盤が人気が上ですが、今比較してみますと、イッセルシュテットのほうがずーと中低域が充実、ベーム盤はドイツ録音の共通である音が硬めで中低域が薄いです。特にデッカの「レーベルに溝がついた」エディションは素晴らしい音で鳴ります。3番は、やはり第1楽章だけが軽く、ここだけ誠に残念ですが、第2楽章はおそらく録音・演奏とも最高でしょう。英雄にふさわしいテンポ、充実した中低域、竜が駆け回るがごとくゾフィエンザールいっぱいに響き渡るホルンなど、フルトヴェングラーも及ばないと確信します。4番はベーム盤を即追放したくらい、全楽章素晴らしいです。

 長くなりました。やはりレコードはよいですね。なおカートリッジはSMEにDL-103をつけ、スピーカーはペンネームのとおり、Guarneri Homageを友としています。
Commented by GRFmemory at 2015-09-22 07:44
Guarneriさん>コメント有難うございます。カルロス・クライバーは「椿姫」「こうもり」をLP、ブラームスのNo4をCD、あとDVDでモーツァルト「リンツ」やベートーヴェンのNo4&7などを既に保有してましたが、今回のLPセットは昨年購入したものです。クライバーはDVDでその指揮振りを観て、魅力を感じた指揮者です。
オーディオでは、最近レコードを中心に楽しんでおります。それと云うのは、カートリッジをDL103からSPUに替えてからと言っても過言ではないくらい、このカートリッジにハマってしまったからです。ここでも書いた通り、このカートリッジで鳴らすと、楽器や歌が瑞々しく潤いのある音で聴けるのです。
Guarneriさんの名機では、どんな音で聴いていらっしゃるのか、このコメントを読ませて頂き想像しております。
またどうぞ、よろしくお願いします。
Commented by Guarneri at 2015-09-22 10:14 x
 私も最近ほとんどCDを購入していません。
名古屋のH堂さんを中心に中古LPばかり購入しています。
CDで聴きなれた名曲をLPと比較することばかりやってます(笑)。
(中にはLPを超えたCDも確かに存在します)

 実はイコライザーがLINN-LINTOということもあり、SPUはゲインが足りず使用不可です。そして中古103(愛用のKontrapunkt-Hのsubとして購入)を、マイソニックのシェル(Audio-Craftの発展形…ダブルキーロックが効果絶大です)に、ここのリンクに登場するScoreさんを参考にカーボンスペーサーを挟み、貴blogでも紹介されていたPro-Cableさんが扱う、WE単線ケーブルを用いたシェルリード線を装着して鳴らしてみました。(LINTOとプリ間はノイマンのケーブルですよ!!)
 するとびっくり仰天、こんなに素晴らしいカートリッジであったか!! と…。LPの特徴をメーカーごとに余すところなく表現してくれます。針交換の値段も気にすることなく、存分に楽しめるという次第です。

P.S.シェルとの取り付けねじは、緩んでいるのはのは論外ですが、(異なる材質間では)ギリギリのところで止め、絶対にきつく締めない方が良いです。
Commented by Kapell at 2015-09-23 23:25 x
カートリッジは、SPUや103に限らず、昇圧トランスやプリアンプ等々との相性・バランスがあると思われます。組合せが上手くいくと、本当に情報量が半端なく、真に音楽が響きますよね。
Commented by GRFmemory at 2015-10-17 13:21
kapellさん>コメント有難う。カートリッジの役割は、音を拾う入り口ですからある程度のレベルでないと、後でのアンプでは補正できないと思います。
by GRFmemory | 2015-09-21 17:08 | クラシック音楽 | Comments(5)

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